少し前に、XJAPANのToshiさんが、自己啓発セミナーで洗脳をされて話題になりました。
そういう点から、「自己啓発」と聞くと、「怪しい」と思う人が居るかもしれません。
しかし、自己啓発は自分を成長させようとする方法のひとつに過ぎません。正しいやり方で行えば、きっと良い方向へ変わることができます。
「自己啓発」について、正しく知っていただき、あなたのこれからに生かしていただけたらと思います。
自己啓発とその種類
自己啓発とは、一言で言うと、「能力や精神的な成長を目指して勉強すること」だと言えます。
さまざまな方法がありますが、最終的には、「より良い自分」「より大きな成功」を達成するために、行われるのが自己啓発です。
また、自己啓発はいろいろな方法で、行うことができますが、具体的にどのようなことが自己啓発にあたるのか紹介します。
「本を読む」
「講演会やセミナーへ参加する」
「オーディオセミナーを聞く」
「コーチング、カウンセリングを受ける」
「異業種交流会に参加する」
ほとんどの自己啓発は上のどれかに当てはまるかと思います。
自己啓発は、冒頭お伝えしたとおり、能力の成長、精神の成長、が目的となりますので、どの方法で学ぶかは重要ではなく、「何を学ぶか」が大事です。
しっかりと、自己啓発の目的をもって取り組むことが大切だと言えます。
自己啓発のメリット・デメリット
次に、自己啓発のメリットとデメリットを解説していきましょう。
先にメリットですが、なんといっても、「自分自身の能力のアップ」につながります。
セミナーや本などを読むことで、「新しい考え方や正しい考え方を学べます」そして、そこ考え方を元に行動に移していくのです。
その結果、失敗したりすることもありますが、継続することで、さらなる能力アップにもつながります。
ただ、新しい能力が早く身に付かないからといって、「もっと良い方法があるかも?」といって、いろいろなノウハウを探しまわると危険です。
その結果、知識だけがついてしまい、行動をしないノウハウコレクターになってしまうこともあります。
そうなると時間とお金が無駄になってしまいます。
正しい知識を元に、正しく行動することで、「欲しい結果を得るまでの時間が短縮される」ことも、自己啓発のメリットになりますので、あらかじめ、目標や目的を定めて行うことがとても重要です。
デメリットですが、先程少しお伝えした、やり方を間違うと、「お金や時間の無駄になる」ことがあり得るということです。
自己啓発に取り組むための動機は誰しも成長したいというのもだと思いますが、得たい結果に対する方法がいくつもあったり、教える先生もたくさんいたりと、学んでいけば、「違うやり方がいいかな?」と思うことはきっとあるでしょう。
その都度、やり方を変えたり、教える人を変えたりすると、どちらも中途半端になってしまうことは大いにありえます。
そうならないために、自分の目標や目的をしっかりともち、ブレない気持ちが大切です。
また、誰から教えてもらうか、その先生選びも慎重に行った方がいいでしょう。
その分野の専門家を選ぶ、というは必須条件ですが、その専門家の成果もはっきりと証拠として公表している先生を選ぶといいでしょう。そして、しっかりと行動に移すことです。
もう一つのデメリットは、自己啓発をしているからといって、友人や身近な人から「怪しい目で見られる事がある」という点です。
自己啓発で学ぶと、どうしてもほかの人と比べてやる気が湧いたり、いつもと違う行動を取ったりしがちです。
そういう姿を見て、身近な人ほど「怪しい」と感じてしまうものです。
自己啓発は、おかしな宗教などではありませんので、どういう理由で学んでいるのか、何を学んでいるのか、きちんと話せばわかってくれるでしょう。
自己啓発の活用法
自己啓発には、いろいろな方法があり、そして、メリットやデメリットも紹介しました。
その上で、実際にどのような人が自己啓発で学んだほうがいいのか、自己啓発で学ぶ人はどのような人が多いのかをご紹介します。
それぞれのテーマには、専門の先生がいるので、実際に自分も当てはまる環境だと感じた場合は、自分にあった先生を探して、チャレンジしてみてはどうでしょうか?
やる気やモチベーションを上げたい人
社会人になると、他人から比較されるようになることが多いです。
自分自身でも、人と比較してしまうことが多いため、自分が劣っていると感じたら、仕事へのモチベーションが下がり、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
それを、自分なりに消化して、乗り越えて行ける人はいいですが、そうでない人は、ただただ落ち込んでいけばいいのでしょうか。
そういう時、モチベーションを上げるための自己啓発セミナーなどに参加して、やる気やモチベーションを一気に上げたりすることができます。
そのようなことを学び、メンタルを少しずつ鍛え、社会人として強くなっていくということも可能です。
ちょっとした毎日のルーティンから、心理学的なところまで、たくさんの方法があるので、一度調べてみるといいと思います。
やりたいことがない人
やりたいことがないという人も、よく自己啓発セミナーを受けるといいます。
それは、今やっていることが本当に自分にとっていいのか、自分と向き合い、人生を変える方法や、天職を見つける方法などを学んでいきます。
毎日が慌ただしく流れている中、ふと立ち止まって、現在の自分を見つめることが少なくなっている現代ですので、このような自己啓発のセミナーに参加する人が多いのも納得できることかもしれません。
自分を高めたい人
これは、自己啓発の本などでもおなじみですが、自分を高めることに興味がある人が多いと思います。
メンタルを強くしたい、速読をマスターしたい、目標達成するモチベーションを上げたいなど、書籍については本屋さんに行くと、かなりの数が置いてありますし、インターネットにもなれば数えくれないほどの教材などが存在します。
数がとても多いので、誰から教えてもらえばいいか、自分に合う、合わないなど、先生選びを失敗しないようにすることが大切です。
成功したい人
俗に言う成功法則を学んで、人生豊かに暮らしたいと考える人は多いです。
しかしながら、現実は再現性がなかったり、一瞬、成功者になったような気分を味わえるだけで、役に立たないものも多くあるので、まずは、何をもって成功というのか、その定義付けからスタートして、先生選びも慎重に行うことをお勧めします。
まとめ
この記事を読んでいる人は、きっと何かがきっかけで、良い方向に変わりたい、と考えている人だと思います。
まずは、そう思えている自分に自信を持ちましょう。
そして、自己啓発で一番大切な、目的や目標、自分がどうなりかいかという結果をまずはきちんと定めましょう。そこが抜け落ちると、良い結果を得ることは難しいです。
ぜひ、適切な方法で、自己啓発を行っていきましょう。