電気工事施工管理士の合格率と難易度、勉強法について

電気工事施工管理士の資格種類はどんなものがあるのか?試験難易度はどのくらいなのか?など、電気工事施工管理士を目指す人にとって押さえておきたい情報を紹介していきます。

仕事内容を詳しく知る

二級電気工事施工管理士

まず、電気工事施工管理士の資格は2種類の「級」でレベル分け構成されています。

それが・・・

・一級電気工事施工管理士
・二級電気工事施工管理士

です。

まず、二級電気工事施工管理士から説明していきます。

二級電気工事施工管理士は「一般の」建設業の営業所で専任技術者や主任技術者となる事ができる国家資格です。

具体的な内容としてはたとえば一般建設業で直接請け負った金額が、電気工事1件につき3000万円未満であれば下請け契約を結ぶ事がでます。

では直接請け負う金額が、3,000万円以上の大規模工事の場合どうなるのでしょうか?

それは、たとえ3,000万円以上の大規模工事を請け負った場合でも

自社で直接施工することで、契約金を3,000万円未満にする事ができるなら問題ないとされています。

ポイントは、3,000万円未満でないと下請け契約を結ぶ事ができないという事です。

一級電気工事施工管理士

次に一級電気工事施工管理士についても説明していきます。

一級電気工事施工管理士は「特定の」建設業の営業所で、専任技術者や主任技術者となる事ができる国家資格です。

具体的な内容としては、特定設業で直接請け負った金額が、電気工事1件につき3,000万円以上の下請け契約を結ぶ事がでます。

また、二級電気工事施工管理士の上のレベルの資格として位置づけられているので、「一般の」建設業の営業所で専任技術者や主任技術者となる事もできます。

ポイントは、二級電気施工管理士の場合は3,000万円以上の契約は結べなかったのに対して、一級電気工事施工管理士は契約金が3,000万円以上の大規模工事まで請け負うことができるという事です。

では実際に電気工事施工管理しの試験を受ける際、一級と二級でどのような内容になってくるのでしょうか?

受験内容について詳しく

一級電気工事施工管理士

試験の特長は年に1回のみで会場も東京のみです。

夏頃に「学科試験」、秋頃に「実地試験」が行われます。

一級の受験資格は厳しく、まず夏頃に行われる「学科試験」に合格しなければその後、秋頃に行われる「実地試験」の受験資格を失います。

つまり、学科試験に合格できなければ、翌年の夏頃まで待って再び学科試験から受験する形になります。

では、その年に受験した「学科試験」に見事合格した場合はどうなるのでしょうか?

例え次に行われる「実地試験」に不合格だったとしても、翌年の「学科試験」は免除となり「実地試験」から受験する事ができます。

ですから、なんとしても「学科試験」だけは必ず合格しておきたいですよね。

また、その年受験した「学科試験」に合格したのに体調不良・家庭の事情など何らかの都合で次の「実地試験」が受けられなかったという場合もあるかもしれません。

そんな時は「学科試験免除」の制度がありますので予め申請しておくことで翌年の「実地試験」から受験する事ができます。

では次に、二級電気工事施工管理士の試験内容についても紹介していきたいと思います。

二級電気工事施工管理士

二級の場合は、一級と大きく違ってきます。

まず、「学科試験」と「実地試験」があるのは同じですが、夏や秋に分けて受験するのではなく1回で同時に受験します。

ですから、一級よりはハードルも低く受験しやすい形になっています。

また、試験開催地にも大きな違いがあります。

一級では東京一ヶ所のみの開催でしたが、二級は、

札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄

といった各主要都市で開催されるので、地方の人でも受験しやすい環境になっています。

つまり、主要都市で開催される受験会場で、一日で終わるという事ですね。

次に、気になる合格率、試験難易度について話していきます。

合格率と難易度について

二級電気工事施工管理士

よくある資格試験を紹介しているサイトでチェックしてみると分かるのですが、電気工事管理士の難易度は「普通」と表記されています。

とは言っても「普通」とは具体的にどれくらいのレベルなのでしょうか?

これは、「お金を払って予備校や専門の学校に行って必死で勉強しないと合格できない!…というほど難しい試験ではないが、勉強無しでは合格できない!」というレベルだと思ってください。

予備校まで行かなくてもよさそうですが、さすがに独学できちんと勉強をしておいた方が良さそうですね。

では具体的に、「二級電気工事施工管理士」の試験難易度と合格率を、確認していきましょう!

試験の難易度を知るのに大事なのが合格率です。さっそく近年の合格率を見ていきましょう。

平成21年度・・・学科試験(59.2%)・実地試験(49.1%)
平成22年度・・・学科試験(63.7%)・実地試験(45.0%)
平成23年度・・・学科試験(55.1%)・実地試験(47.9%)
平成24年度・・・学科試験(60.4%)・実地試験(41.6%)
平成25年度・・・学科試験(67.1%ト)・実地試験(44.9%)

学科試験では毎年50%超え、実地試験でも毎年確実に40%超えをしていますね。

全く勉強しないで試験に望むのは無謀そうですが、ある程度の勉強対策をして試験に望む事で十分合格できそうなレベルです。

また、勉強法についてもこの後で話ていきたいと思います。

そして次に、一級電気工事施工管理士の近年の合格率も、見ていきましょう。

一級電気工事施工管理士

平成21年度・・・学科試験(28.7%)・実地試験(73.1%)
平成22年度・・・学科試験(38.4%)・実地試験(66.3%)
平成23年度・・・学科試験(42.5%)・実地試験(64.6%)
平成24年度・・・学科試験(45.9%)・実地試験(62.6%)
平成25年度・・・学科試験(45.8%)・実地試験(58.4%)

一級試験の場合は上記からも分かるように、実地試験より学科試験の方が合格率が低いことが一目瞭然ですね。

一級の試験対策としては、実地試験よりも学科試験に比重をおいて勉強していくのが良さそうです。

では、電気工事施工管理士に合格するために一体どんな勉強法があるのか?

その勉強法についてもご提案させて頂きたいと思いますので、このまま読み進めてください。

合格するための効果的な勉強法とは?

この前にお伝えしたように電気工事管理士の難易度は「普通」であり「お金を払って予備校や専門の学校に行って
必死で勉強しないと合格できない!というほど難しい試験ではないが、勉強無しでは合格できない!」というレベルだ既にお伝えしていました。

そんな電気工事管理士に合格するための勉強法としてここでは、2つの勉強法をご紹介していきたいと思います。

独学で勉強する方法

独学で勉強するには参考書が必要となりますので、まずは書店へ行き電気工事施工管技士の参考書を、購入してください。

そして、参考書で学びながら過去問題も解いていくと実践的ですので、書店で過去問題集も購入して勉強する事をオススメ致します。

独学で勉強すると、分からないところが質問できなかったり、一人で勉強していくので不安になったりといったデメリットもあるかもしれませんが、それでも独学で合格している先輩達は沢山いらっしゃいますので、自分のペースで勉強できるというメリットを活かして、勉強していくと良いと思います。

通信教育を利用する方法

通信教育を利用すると良い点は模擬試験を受けられて、それを添削してもらえる事です。

また、通信教育の教材は書店で売っている教材よりもボリュームがあり、種類も豊富です。

たとえば、DVD形式で講座が受けれるものもありますので耳から覚えたい方など、自分に合ったスタイルを選ぶ事ができます。

もし独学で勉強して落ちてしまったという方は、通信教育で勉強してみる事をオススメ致します。

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