ロジカルシンキングを身に付けたい方へ、すぐに習得できる5つの方法

ロジカルシンキングを身に付けたい方へ、すぐに習得できる5つの方法働き方

ロジカルシンキングを身に着けたいのであれば、これからお伝えする5つのことを意識して行えば、すぐとはいえませんが、必ず習得できるでしょう。

ビジネスシーンにおいても、何かのグループ活動においても、そして日常の様々な場面でも、このロジカルシンキングは役に立ちます。

一見難しく思われがちですが、これからの解説を読んでいただき、ぜひ気軽にその習得のためにチャレンジしてほしいです。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングとは、言葉の意味では、ロジカルが論理的に、シンキングが思考ということで、「論理的思考」とも呼ばれる思考法の一つです。

より詳しく言うと、大きく意味が2つあり、1つは、物事を体系的に整理するということ。

これは、物事を伝えるとき、全体と部分の包含関係を整理して説明をする考え方です。

もう1つは、筋道立てて矛盾なく考えるということ。

これは、物事の部分と部分の因果関係を整理して伝える考え方です。

ですので、ロジカルシンキングとは、全体と部分、そしてそれぞれの関係を用いて、物事を筋道立て考える思考法といえます。

ロジカルシンキングのメリット

ロジカルシンキングは、まず相手にわかりやすく伝える、つまりは、コミュニケーションに役立つというメリットがあります。

その他、この思考法を身に着けることで、いくつかのメリットがあるので、紹介していきましょう。

分析力の向上

1つ目のメリットは、分析力が向上すること。

私たちの周りに起こる出来事、現象の多くは、いろいろなことが、複雑に絡み合っている場合がほどんどです。

「どうして雨が降るのか?」

普段は何も疑問に思いませんが、いざ、このようなことを調べて人に教えるとなると、ただ単に、「水蒸気が上空に集まって冷えたから」だけでは、相手にきちんと伝わっているかは疑問です。

世の中の現象を正しく分析するために、漠然と全体として捉えるだけでは不十分なので、「個々の要素を吟味して」さらに、「それぞれの関係性がどうなっているのか?」までを、深堀して分析する必要があります。

このようなことができるようになると、適切に一つ一つの要素として分解でき、要素それぞれの関係性を見極めることができるようになります。

問題解決力の向上

2つ目のメリットは、問題解決力が向上することです。

ある一つの問題が発生したとき、その発生場所や原因を特定しなければ、解決策を考えるときに、たくさんある解決策を闇雲に試さないといけなくなります。

このようなやり方では、時間も労力も大きく消費してしまいます。

原因についても、きちんとその根本を探さない限り、対処療法にとどまってしまいます。

そしてその結果、また同じ問題が再燃することになります。

この根本的な原因を突き止めたり、発生場所などをロジカルに特定するために、「ロジックツリー」「MECE」という、論理的思考のフレームワークを用いることもあります。

これらを突き止めることができれば、問題解決もスムーズにできるようになります。

提案力の向上

3つ目は、提案力の向上です。

仕事においても、日常においても、提案力のある人は、自分の意見をスムーズに通しやすく、思い通りに物事を進めやすくなります。

ビジネスシーンでは特に、部門や立場で考え方は大きく違います。

このような状況の中で、自分の提案を通すには、やはりそれぞれの人たちの立場や考え方に左右されない論理的な伝え方を用いて、筋道立てて説明することが、必要不可欠となります。

コミュニケーション力の向上

ロジカルシンキングを鍛えるメリットの4つ目は、コミュニケーション能力が向上することです。

コミュニケーション能力は、相手の言い分を正確に理解する能力と、自分の言い分を正確に伝える能力の、2つが必要です。

ロジカルシンキングを鍛えると、相手が全体の中の、どの部分を伝えようとしているのか?何を根拠に、どのような主張をしているのか?を見抜くことができるようになります。

それを鍛えることで、論点のズレや事実と主張の混同が起きにくくなります。

自分の言い分を伝えるときにも、今どの部分を伝えるべきか?どのような筋道を立てて伝えるべきか?がわかるようになり、結果、コミュニケーション能力の向上につながります。

生産性の向上

最後の5つ目は、仕事の生産性が向上することです。

間違って問題設定をしてしまうと、間違った仮説を生み、その結果、間違った結論を導いてしまいます。

ある程度の段階まで行って、間違いに気づいたとしても、かなりの労力と時間のロスになります。

ロジカルシンキングを鍛えることができれば、仮説を立てる前にでも、そもそもの本質的な問題は何か?を見極めることができます。

そこを間違えなければ、プロセスに無駄がなくなり、仕事の生産性は大きく向上します。

ロジカルシンキングの手法

相手に自分の考を伝えるのに、とても有効なこのロジカルシンキングですが、主に3つ手法があります。

この3つの手法を理解することで、様々な場面で、どの方法が一番適したものか、使えるようになります。

それぞれ解説していきます。

演繹法

演繹法とは、階段を上っていくように、倫理を積み重ねていく考え方です。

「AだからBなのです。」

というように、まずは、誰でも知っていること、誰もが納得できる事実からスタートしていき、最終的に、複雑なテーマにおいても、結論付けることが可能になります。

この演繹法は、ごく簡単な手法なため、様々な場面でよく使われますが、その反面、問題点も存在します。

それは、いくつかの前提を出していくため、結論になかなか行きつかない点です。

自分の頭の中で考えて人に話す場合にも、順序良く話そうしますが、理解が追い付かないこともしばし起こります。

また、話を短くしようとして、話が飛んでしまったり、飛躍させすぎて結論が成立しないこともあります。

そもそも前提が間違ってしまうと、場合によっては使えないこともあるので、そういった点には注意が必要です。

帰納法

帰納法は、いくつかの話から、共通点を探し、そこから結論を導き出すという手法です。

特に、統計の分析は、この手法を使います。

共通項をまとめることにより、事実を導きだし、一般化させることが帰納法の特徴です。

いかに相手を納得させるかですが、そのためには、数が必要となります。

そのため、共通項を導くための数が少ないと、その結論は果たして正しいのか?という疑問が残ってしまいます。

特にビジネスシーンでは、この帰納法は使われます。

経営戦略やマーケティング戦略は、膨大な量のデータをもとに決めていきます。

その中の、いろいろな事例や傾向やパターンから、どれが一番適しているかを決めるのです。

この帰納法を身に着けることは、仕事において、様々なシーンで応用できると思います。

弁証法

弁証法とは、簡単に言うと、対立する意見を統合して、より優れた案を見出すことといえます。

「意見Aを提示する」
「意見Aに対立する意見Bを提示する」
「意見Aと意見Bを統合し、より良い意見Cを見出す」

このような手法は、ビジネスでの議論や、身近な日常生活の中でも、用いることができます。

二者択一や是か非といった、どちらか一方を排除する議論でなくて、2つの意見を保ちながら、第3のより良い意見へ高めていくという議論の方法です。

また、あえて反対の意見を考えることで、アイデアをブラッシュアップすることもできます。

さらに、新しいビジネスモデルを考える際の、思考方法としても、この弁証法を使うこともできます。

まず、古いビジネスモデルを軸に考え、その次に、それに代わって登場した、新しいビジネスモデルを軸に、最終的に、その2つを統合した今までにないビジネスモデルを考えていきます。

このような思考法は、私たちの身近な生活の中の、問題解決にも応用できます。

ロジカルシンキングの鍛え方

それでは最後に、このロジカルシンキングを自分のものにするために、どうやって身につければいいでしょうか?

一見、ロジカルシンキングを習得するのは、難しいように思えますが、少しずつ訓練していけば、誰でもできるようになります。

話す順番に気を付ける

人に何かを説明するときに、「結論から先に言って!」といわれたことはないでしょうか?

ロジカルシンキングを鍛えるには、まず、話す順番に気を付けるということです。

自分が伝えたいことをだらだらと話すのでは、相手がきちんと理解しているかは疑問です。

話す順番のポイントは、まず結論から話し、その後に理由をつけるということです。おの

「〇〇は××です。なぜなら、△△だからです。」

このような形式で、自分の中で、結論と理由をまとめてから他人と話すことで、知らず知らずにロジカルシンキングの訓練となります。

理由を複数準備する

最初にお伝えした、話す順番に気を付けて、結論から話すことに慣れたら、次は、結論の理由をいくつか準備することを気を付けて話すといいでしょう。

「〇〇は××です。理由は3つありまして、△△と□□と××です。」という話し方になります。

この訓練をし続けると、自然といくつかの理由を考えることができるようになります。

相手にわかりやすくなおかつ、説得力がある伝え方が身に付きます。

書いてみる

これまで、話す順番、結論から話して理由を後で伝える、理由を複数準備するということをお伝えしました。

これらは、頭の中で考えて話していきますが、ここまでくると、さらに頭の中を整理するために、書き出すということを練習したほうがいいでしょう。

この書き出すということをすることで、頭の中でぐるぐる考えていたことをまとめる訓練になります。

最初はうまくできなくてもいいので、とにかくちょっと書き出して、まとめる訓練をしていきましょう。

それが上達すると、提案書、企画書をまとめるスキルも併せて身についていくでしょう。

理由を掘り下げる

先ほどお伝えした、頭の中で考えたことを紙に書き出すことで、いろいろなことに気づいていきます。

例えば、「ある商品の値引きをしない」という結論の理由を、伝えるとします。

その場合、理由として3つ答えます。

「利益が出ないから」
「以前も値引きしたから」
「あまり良い案件ではないから」

ここまでは先ほどまでお伝えしたことですが、さらに一歩進めて、さらに深掘りしていきます。

1つ目の理由に対して、「どうして利益が出ないのか?」を考えます。

そして、利益が出ない理由をさらに3つ、考えていきます。

同様に、2つ目の理由に対して、「どうして以前も値引きしたのか?」

3つ目の理由に対して、「あまり良い案件ではない理由」を考えていきます。

このように、値引きを受け入れないという結論に対する理由を細分化して整理することで、とても論理的な説明を行うことができます。

データを集める

先ほどの、結論に対する理由を細分化して書き出していくことで、かなり論理的に説明することが可能になります。

さらに論理的に、かつ詳細に伝えていくために、それぞれの理由に対する証拠として、客観的なデータがあればさらに良いでしょう。

データがない場合もあるので、必ずしも根拠が必要というわけではないですが、根拠があれば説得もしやすくなり、信頼度もぐっと上がります。

まとめ

いかがでしたか?

ロジカルシンキングは、身に着けることができれば、ビジネスにおいても、普段の生活においても、いろいろな場面で円滑なコミュニケーションを取るのに大変役立ちます。

しかしながら、これは意識的に練習しないと、ただ言いたいことだけを話すということでは、習得することは難しいです。

最後にお伝えした、ロジカルシンキングを身に着ける方法も、最初は慣れないことで難しいと感じるかもしれませんが、次第に慣れていきますので、諦めずに頑張ってほしいものです。

ぜひ、諦めずにチャレンジしていきましょう。

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